親が元気なうちに

家族だけで迷ったら、地域包括支援センターにいつ相談する?

介護認定が必要と決まってからではなく、生活上の困りごとが重なってきた時に使える地域の総合相談窓口を整理します。

暮らしの困りごとを地域の相談窓口へつなぐ様子
介護か分からない段階でも、起きていることから相談できます。

「まだ介護というほどではないから、相談するのは早い」と思うことがあります。でも、地域包括支援センターは介護認定が決まった人だけの窓口ではありません。高齢者や家族の暮らしについて、どこへつなげばよいか分からない段階でも相談できる地域の総合窓口です。

困りごとが複数になったら、サービスを1つずつ探す前に相談してよい

食事だけ、買い物だけなら、その困りごとに合う支援を探せることがあります。一方で、食事・外出・薬・支払い・見守りなどが重なってきたら、家族だけで「どのサービスを買うか」を決めるより、暮らし全体を見られる相談先につなぐ方が整理しやすくなります。

相談を考える4つの目安

  1. 同じ困りごとが何度も続く
    一度の買い忘れではなく、買い物・ごみ出し・通院などで毎週のように困るようになった。
  2. 困りごとが複数に増えた
    食事だけだったのが、薬、移動、支払いなどにも広がってきた。
  3. 家族だけでは何が必要か判断できない
    見守り機器、宅食、家事支援など候補はあるが、どこから手を付けるべきか分からない。
  4. 家族側の負担が続かない
    毎日の電話、頻繁な帰省、買い物代行などを家族だけで続けることが難しくなっている。
相談へ進む目安
困りごとが重なった時は、サービス選びより先に地域の窓口へつなぎます。

地域包括支援センターは、何をしてくれるところ?

厚生労働省は、地域包括支援センターを、市町村が設置し、高齢者の総合相談、権利擁護、地域の支援体制づくり、介護予防の援助などを行う中核的な機関としています。介護サービスを売る会社ではなく、必要に応じて制度や地域の支援につなぐ側です。

住所によって担当するセンターが異なります。相談するときは「介護が必要か分かりません」と前置きして構いません。「一人暮らしで最近買い物とごみ出しが大変そう」「離れて住んでいて連絡が取れない時が心配」のように、起きていることを具体的に伝えます。

相談前にまとめるのは3つだけ

  • 本人はどこで、誰と暮らしているか
  • 最近、前より難しくなったこと
  • 家族が今いちばん困っていること

病歴や家計、家族関係を完璧に整理してからでなくても構いません。分からないことは「分からない」と伝え、必要な情報を確認していきます。

一つの民間サービスを決めるための窓口ではありません

地域包括支援センターへ相談したからといって、必ず介護認定や特定サービスへ進むわけではありません。地域で使える支援は自治体によって異なるため、「この地域では何があるか」を確認する入口として使います。

厚生労働省「地域包括ケアシステム」:地域包括支援センターの役割を確認できます。厚生労働省の案内を見る

厚生労働省「介護サービス情報公表システム」では、地域包括支援センターなどの生活関連情報を探せます。公表システムを見る

今日できる小さな行動

「同じ困りごとが続く・困りごとが複数・家族だけでは判断できない・家族の負担が続かない」のどれかに当てはまるなら、担当の地域包括支援センターを一度確認しておきます。

気になったことが残ったら、一つだけ読む

全部を続けて調べる必要はありません。今の状況に近いものだけ選びます。

最終更新: