施設入居。親が亡くなったあと。片付けが終わったあと。
理由は違っても、誰も住まなくなった家で最初に困ることは似ています。
郵便は届く。水漏れや窓の破損は、住んでいる人がいなければ気づきにくい。契約も、止めてよいものと確認してから決めたいものがあります。
最初にするのは、家の将来を決めることではなく「放置しない状態」を作ること。
INDEX
最初に確認すること
- 01鍵と確認する人
- 02郵便と連絡
- 03外回り・室内・水回り
- 04ライフラインと保険
- 05次に家を見る日
1. 鍵を持つ人と、家を見る人を決める
「家族の誰かが見る」ではなく、次に確認する人を一人決めます。
鍵が複数ある場合は、誰が何本持っているかだけメモします。合鍵を増やすか、鍵を交換するかまで今日決める必要はありません。
まず必要なのは、異常があったときに家へ入れる人が分かる状態です。
2. 郵便を「そのうち取りに行く」にしない
ポストには、家や契約に関する連絡が届くことがあります。誰が確認するか、転送を使うかを決めます。
日本郵便の転居・転送サービスは、転居届を出すと旧住所あての郵便物等を新住所へ1年間無料で転送します。登録には日数がかかるため、利用する場合は早めに手続きします。
転送不要とされた郵便物など、転送されないものもあります。家を完全に見なくてよい仕組みではありません。
3. 家の中と外は、4か所だけ先に見る
最初から家全体を点検する必要はありません。国土交通省の空き家管理チェックリストをもとに、初回は「次に来るまで放置したくない変化」がないかを見ます。
01外回り
窓や扉の破損、屋根・外壁の大きな異常、庭木やごみ、侵入された形跡がないか。まず家の周りを一周します。
02室内
雨漏り、水漏れ、強いにおい、カビなど、前回の暮らしにはなかった変化がないか。気になる場所は写真を残します。
03換気・水回り
長く閉め切るなら、換気や通水を今回だけで終わらせないこと。次に誰が来たときに続けるかまで決めます。
04冷蔵庫・ごみ
生もの、家庭ごみ、傷みやすい物は残したままにしない。冷蔵庫の電源を切るなら、中身を空にしてから。
初回で大事なのは、家を詳しく診断することではなく「次まで放置してよい状態か」を見ること。
4. 電気・ガス・水道・保険は、一律に全部止めない
誰も住まないからといって、すべて同じ日に解約する必要はありません。
今後の管理で電気や水道を使うか。冬季の凍結対策が必要か。ガス機器はどうするか。契約先へ確認し、家の状態と管理方法に合わせて決めます。
火災保険なども「住まなくなったから自動的に同じ条件のまま」と決めつけず、契約内容や空き家になったことの連絡要否を保険会社・代理店へ確認します。
このページでは、ライフラインや保険の解約を一律に勧めません。建物・地域・契約条件によって扱いが変わるためです。
5. 最後に「次に家を見る日」を決める
初回確認を終えても、家を放置してよい状態になったわけではありません。
次に誰が、いつ見るか。その日までに郵便を誰が確認するか。まず、この二つを家族で共有します。
「また時間があるとき」ではなく、次の確認日を一つ置く。
このページについて
クラリエ編集部が、家が空いた直後に確認を止めないための初動を整理しています。個別の契約・保険・建物状態については、契約先、自治体、専門家の案内をご確認ください。
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